●IFC Laboratory 創意園

今回の課題は、
IFC(国際金融中心)
を創意園に変えるという課題です。


IFCは、
オフィス、ifc mall、リッツカールトン、ifcレジデンス
の4つが入っている所で、
上海経済の中心地区にあります。

また、一流企業が集まっていることや
高級感のあるifcモールを考えると、
大衆的な商業を持ってくることはできません。

このIFCを商業から創意園に変えるには、
アートなりデザインなりのものをコンテンツとして入れて成立させるのではなく、
世界のテクノロジーの大学の研究室・ラボを入れたら良いのではないか
と考えました。


世界から来たテクノロジー系のラボを入れることで、
IFCの高級感のある価値を下げることなく
調和した創意園となるのではないでしょうか。


既存のモールの店舗をラボに変え、
通路を挟んで一体となって存在します。


新たなターゲットは、先進国技術に興味のある人々で、
もちろん今までの利用者も引き込みます。


触れられるラボ・コア


これを一つのキーワードとして、
ガラスのボックスをラボ・コアとして吹き抜け側に入れました。

また、ラボは通路を挟んでラボコアと密接に結びついています。

また、通路を挟んで反対側には
各ラボがあり、研究と発表を同時に行うことができます。


吹き抜けの中心にあるオブジェは、
ビジョン・ディスプレイとして、広告を映し出します。


この広告ビジョンは、商業的に存在し、
また同時に情報系の研究の成果でもあります。

吹き抜け空間をうまく利用するために、
広告ビジョンとラボ・コアを付加しました。


ここで研究を行うことで、

産学連携の研究

がしやすくなり、
また、各ラボの投資先を見つけやすくします。

それは同時に投資家が投資先を近場で見つける機会にもなります。

近くの会社と組んで
最新の技術を研究しつつ
製品を作ることができます。

大学と商業が結びつく場として機能し始めます。

そして、IFCは、各ラボに床を貸し、
ラボはここで研究することで研究費を手に入れます。


クリエイティブとは、科学技術の中にもある。
そういったコンセプトの創意園を提案します。